皆様、こんにちは。現役私大職員のハヨカエルです。
この記事では、
という方の疑問にお答えします。
ちょっと下世話な話ですみません・・・でも転職するにあたり、お金のことは大事ですよね?私が採用担当をしていた時、内定を出したあとの飲み会では皆さん転職の理由のひとつとして「給与が高いと聞いたから」ということをぶっちゃけてくれます。
首都圏私立大学職員の私の給与公開
前置きが長くなりましたが、私の給与を公開したいと思います。
30歳の時の給与
基本給:約340,000円
ボーナス(年間):約2,100,000円
残業代(約400時間):1,120,000円
交通費:全額(非公開)
その他手当て:なし
合計:約7,300,000円
35歳の時の給与
基本給:約410,000円
ボーナス(年間):約2,510,000円
残業代(約300時間):9,90,000円
交通費:全額(非公開)
その他手当て:なし
合計:約8,440,000円
40歳の時の給与
基本給:約480,000円
ボーナス(年間):約2,910,000円
残業代(約380時間):1,444,000円
交通費:全額(非公開)
その他手当て:なし
合計:約10,140,000円
5年区切りで見返してみると以上のとおりでした。
ちなみに私の大学は業界内では良い方だと思います。ただし、日本に私立大学は600弱ほどあり、私自身、そのほとんどの大学の給与情報を存じ上げません。ただ、首都圏の総合私大という点で、比較的上位に位置しているだろうという推定をしています。
なお、ネットに出回っている私大職員の給与情報一覧は一部の大学に限られていることと、前提が分からないことからあくまでも参考程度に考えた方が良いです。前提が分からないというのは、例えば扶養家族が何人なのか、残業代を含むのかどうか、このあたりが明示されていないということです。
また春闘用に作られていると思われる点も要注意です。春闘で給与を上げたいと思っている大学の労働組合が、「他大はこんなに高待遇だ!うちも上げろ!」と言うための材料として作っているわけですから、意識的に待遇の良いところを集め、モデル給与と称して、実際には有り得ないような最速昇給等を前提に計算している可能性があります。
某サイトで大学職員の待遇が過剰に良いと煽られています。 私の大学も”残業なし”で30歳で700オーバーと明言されていましたが、そんなことはありません。30歳で残業なしで700オーバーの大学なんて、存在しないんじゃないかと思います…
私立大学職員の給与はピンキリ・・・だけど悪くは無い
冷や水をかけるようなことを言いましたが、私立大学の職員は確かに給与は悪くないと実感しています。その点は、小規模大学の場合は、待遇は低めであっても「国家公務員に準じる」としているところが多いことからも窺えます。
だいたい以下のように考えればそう外れることはないと思います。
- 大学の規模が大きければ、待遇も良い”傾向にある”。
- 中規模大学の中には隠れた高待遇大学がある?
- 小規模大学はベールに包まれている。「国家公務員に準じる」以外は要注意?
- 医科大学(総合大学を除く)はそこまで良くない、けどめちゃくちゃ低い訳でもない。